2016年10月資産内訳

資産 残高 対前月比 年間通算 備考
預金 7,704,211 + 206,284 + 1,110,417 スルガ銀行(定期)
債券 1,000,000 - - ソフトバンク社債
株式 4,543,702 + 199,550 + 49,063 SBI証券楽天証券
投資信託 1,174,645 + 57,811 + 235,635 楽天証券 ※毎月3万円積立
合計 14,422,558 + 463,645 + 1,395,115

9月の好調を引き継ぐ形で、10月も株価は大きく回復して、ついに対前年度でプラスになった。まあ、このプラスには配当金による収益も含まれるので純粋な株式の評価で見ればまだ少しマイナスなのかもしれないけれど、年初の大暴落を考えればここまで持ち直しただけで十分とも言える。

11月はアメリカの大統領選挙が波乱無く終了してくれればまた年末に向けて上昇気流でいけるのではないかと思っている。が、6月のイギリスのEU 離脱をめぐる国民投票のように何が起きるのかは分からないので覚悟はしておこう。

2016年9月資産内訳

資産 残高 対前月比 年間通算 備考
預金 7,497,927 + 97,532 + 904,133 スルガ銀行(定期)
債券 1,000,000 - - ソフトバンク社債
株式 4,344,152 + 126,639 - 150,487 SBI証券楽天証券
投資信託 1,116,834 + 12,396 + 177,824 楽天証券 ※毎月3万円積立
合計 13,958,913 + 236,567 + 931,470

9月は前半が好調、後半が失速。しかし月間のトータルで見れば、8月に下がった分を取り戻した格好にはなった。

さて日本では3月決算の企業が多く、9月はちょうど中間の決算期にあたる。中間期で配当金を支払ったり優待品を提供する企業の場合、9月30日が権利確定日であるならば、その3営業日前である9月27日までに該当企業の株を持っていれば配当や優待をもらう権利が与えられる。(これを権利付最終日という。)
権利付最終日が近づくと株価は上昇傾向になると一般的には言われている。そして逆に、権利付最終日の翌日には株価が下がるというのもよくある見慣れた光景である。いわゆる権利落ち日というやつだ。

「配当金や優待品の権利はもらえたのだから、もうその株を持っている必要もないので早々に売ってしまおう」という投資家心理が働くらしい。理論的には、例えば中間の配当が10円の株であればその10円分下落した株価になる、ということだそうだ。こういう考えは理解できないわけではないけれど、正直アホかと思う。10円の権利を取った後に10円下がった価格で売ってしまえばその権利は何の意味もなくなってしまうからだ。

さらに、多くの企業の権利確定日が重なる3月末や9月末の権利落ち日には市場全体が急落することになる。すると投資家も狼狽してしまい、往々にして確定した権利以上に株価が値下がりすることが多いのである。10円の権利を取っても、それ以上に下落した株価で売却したのでは元も子もない。普通に考えれば損得を判断できるだろうに、何故か同じことが何度も繰り返されるのだ。ちなみに今年の9月の権利落ち日においても、日経平均株価は前日比で218円53銭安となり、配当の権利落ち分である114円を上回る下落となった。

僕の投資スタンスは基本的に高配当株のバイ・アンド・ホールドなので、権利日前だろうと権利落ち後だろうとひたすら株を持ち続けるだけである。権利落ち日に株価が下がるのは多くの人が同じ気持ちを抱えるからだろうと思う。しかし株式で利益を出せる投資家は決して多くはない。権利落ち日にいくら株価が急落しようとも、皆と同じような行動を取っていてはいつまでたっても勝ち上がれないんじゃないの? と、僕は冷静に見ている。

極私的ネタバレの思い出

ネタバレ話ついでに、個人的に記憶に残っているネタバレ(?)案件について。

以下、ファミコンソフト「ドラゴンクエスト III」と映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」についての話題となるので、未プレイ、未見の方は念のため注意。

 

僕が「ドラゴンクエスト III」(ドラクエ III)をプレイしたのはファミコン版で、当時は小学三年生の頃。ある日、友人の家に3人くらいで集まって雑誌を一緒に見ていたら、そこに「ドラクエ III」に関する懸賞のコーナーがあった。そしてその懸賞に応募するにはクイズの回答が必須となっていて、その問題が「最後に戦うモンスターの名前は?」という主旨のものだったのだ。

ソフト発売直後だったので僕も友人も「ドラクエ III」をプレイ中で、まだ皆バラモスを倒す前の段階だったが、「ドラクエ III」はゲームの発売前から冒険の目的は「魔王バラモスを倒すこと」であるという情報は解禁されていた。だから僕たちは「この答えってバラモスだよね?」「誰でも分かるじゃん?」というような反応だった。「ドラクエ III」のラスボスはバラモスだというのは誰でも知っている常識だったのだ。ただ、その時、友人の一人が「もしかすると違うのかも知れないよ?」とボソッと呟いたのを僕は今でも覚えている。


ここから先は一応ネタバレになるので閲覧に注意してもらいたいが、多くの人がご存じの通り、「ドラクエ III」のラスボスはゾーマである。だから先述のクイズの答えも「ゾーマ」になるわけだが、その時の僕たちにはゾーマという存在は全く思い浮かばないものであった。僕自身はこのクイズを見たからと言って「ドラクエ III」のラスボスがバラモスでないことを疑ったりはしなかったけど、もしかすると日本のどこかにはこのクイズを見たことによってバラモス以外のボスの存在を疑った人がいるのかもしれないなあと、今でも思い出す時がある。

 

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(2012年)の公開日。初日に鑑賞できない僕はネタバレを回避するために極力インターネットを見ないようにし、Twitter を閲覧する際にもクライアントの設定で「エヴァ」とか「ヱヴァ」、「Q」といったキーワードをNG ワードに設定するなどして万全を尽くしていた。個人のブログや掲示板サイトなんて以ての外、ただ、さすがにオフィシャルなポータルサイトでは映画のネタバレも無いだろうと思ってYahoo! でニュース記事などを見ていたのだが、公開初日のまさにその日、Yahoo! のエンタメカテゴリの記事で宇多田ヒカルがヱヴァ主題歌で復帰」という見出しを見てしまったのだ。


もちろん映画の内容には一切触れてはいなかったものの、公開前は主題歌の情報は全く報道されていなかったこともあり、僕も「今回の主題歌はどうなってるんだろう?」とは少し気になっていて、映画を観る前にそのことを知ってしまったのは正直ちょっとショックだった。主題歌の情報ならバラしても別に構わないと考えていたのだろうか…。

「ネタバレ」の境界線について

※このエントリーにはプレイステーションのゲーム「ペルソナ5」に関する記述があります。ゲームの具体的な内容に関する記載はありませんが、いわゆる「ネタバレ」に関する考察となりますので、ゲームを未プレイの方で些細な「ネタバレ」についても未然に防ぎたいという方は閲覧しないことをお勧めします。

(自分自身は「ペルソナ5」は未プレイ。今のところはプレイする予定もありません。)

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Television Rules The Nation

8月の中旬頃の朝のこと。いつものように、会社の出社前の準備や着替えをしながらテレビを流していたら突然電源が落ち、画面が真っ暗になった。何の前触れもない出来事だったのでコンセントでも抜けたのかと思ったけど、どうやらそうでもない。一時的な故障かなと思ってひとまず出社。しかし、帰宅後にスイッチを入れてみてもやはり反応がない。モニタが映らないだけならばアンテナの不具合という可能性も考えられたのだけど(過去にそういうことがあった)、そもそも電源が入らないのでこれは完全にテレビ本体が逝ってしまわれたのだととうとう観念した。

 

で、とっさに思ったのはやはり "買い替え" なんだけど、よくよく考えてみると自分はそんなにテレビを見る方ではないということに思い当たり、そもそもテレビというものは自分にとってどれだけ必要な存在なのかと考えるようになった。

確かに、テレビを「点けている」時間はそれなりにあるのかも知れない。平日の朝などは目覚まし代わりにタイマーで起動するようにもしているし、朝の情報番組はながら見に最適で、特定のコーナーが始まるとおおよそ現在の時間が分かるというほどでもある。しかし振り返ってみれば、テレビを本当に見ている時間とただ目的もなく流している時間を比べると、後者の割合が圧倒的に高いのだ。

 

「テレビなんていらないんじゃないか」と思うようになると、そもそもテレビなんてなんでみんな持ってるんだろうというふうにも考えるようになった。冷蔵庫や洗濯機のような生活必需品でもない、娯楽品に近いようなモノの割に世帯普及率が高すぎやしないか? ニュースや情報はインターネットでいくらでも知ることができるのに、どうしてみんなテレビなんて見ているんだ? 「テレビなんてつまんない」と言いながら、人は何故テレビを捨てることができないんだ?

 

というわけで、故障から一ヶ月以上が経つけれど、まだ修理も買い替えもしていません。そして思っていた以上に、テレビのない生活はテレビがあったときの生活と変化がありません。まあ、いつかは新しいテレビを買うことになるのだろうけど、当面は必要ないかなあと思っている。