夏とアヴァランチーズとポケモンと。

The Avalanches の新アルバム『Wildflower』は思った以上に前作『Since I Left You』を踏襲した正当な2nd アルバムといった趣で、非常に耳心地の良い作品ではあるけれど、それ以上の驚きには到達しなかったかな、というのが国内盤を入手して10数回通して聴いた率直な僕の感想。まあ、この人たちの場合はどうしても期待のハードル設定が高くなり過ぎるということでもあるのだけれど。

Wildflower

Wildflower

 


そして、iPhone に取り込んだ『Wildflower』をイヤフォンで聴きながら、最近専ら遊んでいるのは話題のスマートフォンアプリ「ポケモン GO」。ええ、僕もご多分に漏れず興じております。僕は「ポケモン」のゲームにもアニメにも触れたことが無いのでこれが初めてのポケモン体験になる。ゲームボーイで発売された初代「ポケットモンスター」の発売が20年前(1996年)ということなので、僕(78年生まれ)よりやや下の年代が直撃世代ということになるのだろうか。近所の公園がプレイヤーの溜まり場になっていて僕も足を運ぶのだけど、明らかに「ポケモン」目当てで来ているだろう人たちは大学生世代が圧倒的に多いという印象。子供が公園の遊具で遊びまわっている周囲で大人がうつむきながらスマートフォンを弄ってる光景というのは2016年を象徴するシーンになるのだろうか。

ポケモン GO」のリリース直後、Twitter 上で「夏休み突入と同時に『ポケモン GO』リリースなんて今の小学生がうらやましい」といったツイートを散見したけれど、実際のところ、小学生世代の子供たちはあまり「ポケモン GO」では遊んでいないように見受けられる。もちろん「ポケモン GO」がスマートフォンのゲームだからということもあるだろうし、これがニンテンドー3DS のゲームだったら少しは違っているのかも知れないけれど、やっぱり今の小学生の圧倒的支持を集めているのは「妖怪ウォッチ」なのかなーということを、電車の中で「妖怪ウォッチ」のゲームで遊ぶ親子やマクドナルドで好きな妖怪の話で盛り上がる男の子を眺めながら考えた。


ちなみに今の僕のレベルは20。このあたりが一番モチベーションを落としがち(モンスターの収集に飽きてくる、次のレベルアップまでに必要な経験値の量が一気に跳ね上がる、そもそもレベルが上がるにつれてモンスターを捕獲し辛くなる、等)のようだけど、もう少しは続ける所存です。