GROOVISIONS 5×27

1月15日(日)に、東京の青山スパイラルにて開催されていたgroovisions の展覧会『GROOVISIONS 5×27』に行ってきた。groovisions の展覧会に行くのは2012年に銀座で開催された『groovisions Lesson 2012』、2015年に表参道で開催された『groovisions firstlight』に続いて3回目。

展示スペースはそれほど広いわけではなかったけれど、groovisions が手がけてきたデザインやプロダクトが壁一面にディスプレイされた光景は壮観で、まるでグルビグッズに囲まれた部屋に入ったような感じがして、その場にいるだけで心が弾むものだった。ちなみに僕が最も好きなgroovisions のデザインのひとつはSaint Etienne のアルバム『The Misadventures of Saint Etienne』(1999年)のジャケット。これもしっかり飾られていた。

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groovisions のデザインの魅力は、Helvetica フォントに代表される、ひと目でそれと分かる統一感のあるポップさ。そしてそれをグラフィックとして二次元に落とし込むだけではなく、手で触れることができる "モノ" に転換することで空間にコミットさせる、デジタルとアナログの絶妙なバランス感覚。それは今回の展覧会の目玉である全長約13mというディスプレイで公開された新作映像にも現れていて、手法そのものは最先端のテクノロジーを使っていても、コンテンツにはどこかアナログな手触りが残されてるこの感じ。この感覚がgroovisions のデザインをいつまでも飽きさせない、耐久性のあるものにしているのだと思う。

会場では、groovisions が運営しているというセレクトショップ「三三屋」も出店していて、そこでマグカップを購入。

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