新潟旅行記 2日目
- 2日目 佐渡島
新潟2日目。朝6時に起床して佐渡島へ行く。新潟市から佐渡へ行くには佐渡汽船の新潟港からジェットフォイルまたはフェリーで行くのが一般的か。佐渡汽船は朱鷺メッセの近くにあるが、新潟駅から徒歩で行こうとすると思いの外に距離があるのでタクシーやバスを利用するのがおすすめ。僕は駅近のホテルから歩いて行くつもりだったけど、前日に新潟駅から朱鷺メッセまで実際に歩いてみてタクシーで移動することにした。
佐渡でマイカーを利用しないのであれば、ジェットフォイルを利用がおすすめ。約1時間程度で佐渡の両津港に到着する。
佐渡では定期観光バスによるツアーを申し込んでおいた。東京23区よりも広い佐渡には鉄道が無く、バスは走っているが本数も少ない。運転免許は持っているが完全なペーパードライバーである僕は現地でレンタカーを運転するなんて無理無理。自分で観光プランを作って路線バスの時刻表に合わせて観光するよりもバスツアーの方がよっぽど合理的に島を回れると判断したのだ。
しかしこの観光バス、僕の他の客がたった一人(途中からまたひとり増えて計三人)なのだ。当日が平日だったからなのかは分からないが、もっと他に観光客がいるだろうと思っていたのでちょっとビビる。
まず到着したのは「トキの森公園」。トキの資料館がある他、実際にトキを観察することができる。僕は不勉強だったのだが、現在トキは国内に200羽くらい生息しているそうで、佐渡では稀にその辺りを歩いていると野生のトキを見かけることもあるらしい。もっと希少種なのかと思っていた。運が良ければもっと近くで見られるそうだが、この日は木の枝に立ったまま、ほとんど動くことがなかった。
「トキの森公園」を後にして、バスは島の南西部に位置する小木まで移動し、そこで昼食。その後は宿根木集落の散策となった。江戸時代に廻船業で繁栄したこの地域は当時の風情や佇まいがそのまま残っている。
「稲刈の為お休みさせていただきます」。最高にクールだ。中には実際に立ち入ることができる公開民家もあり、一軒おじゃまさせてもらった。
それからは再び小木に戻って "たらい舟" を体験。その後は尖閣湾に移動。展望台からの眺めはまさに絶景。
観光はここまで。バスに乗って再び両津港に戻り、ツアーも終了。1日のツアーで佐渡の大体下半分を回った。それでも結構駆け足な感じの観光だったので、島全体を満喫するにはやはり1泊か2泊はする必要があると思った。
余談。佐渡のお土産屋さんのBGM でよく耳にした曲。おしゃれなポップスで渋谷系っぽさもある。
婦人倶楽部「旅とフェリー」 / FUJIN CLUB - Travel & Ferry
旅行からの帰還後に調べたら婦人倶楽部という、実際に佐渡で暮らす主婦たちのユニットのようだ。プロフィールを調べても素顔を明かさず、その匿名性もミステリアスでクールさを醸し出してる。佐渡はのどかな田舎だったけど、この洗練された洒脱さとのギャップがまた愛おしい。